キーマン紹介

潮来市に「いちご街道」を。いちごで地域活性化!

茨城県潮来市 須田 信一(すだ しんいち)

潮来市内にあるイチゴ農園「しんちゃん農園」を経営。

どんな活動をしていますか?
 潮来市内にある『しんちゃん農園』にてイチゴの栽培と直接販売を中心に活動しています。当園では、足元の土にそのまま植える『土耕栽培』という形ではなく、地面よりもある程度高い位置に棚を構えて植える『高設栽培』という形を採用しています。そのおかげで作業にかかわる体の負担をいくぶん軽減することができましたが、地熱を利用できないなど高設栽培であるがゆえの難しさと向き合うことも多々あります。  また『道の駅いたこ』にて製造されていたイチゴジェラートの原料や、潮来市が実施しているふるさと納税の返礼品として、当園のイチゴを提供することも行っています。他に、現在潮来市が力を注いでいる婚活企画のために当園を会場として使っていただくということも試みました。  新しい企画は積極的に取り入れていく方向でこれからも活動をしていきます。
はじめたきっかけはなんですか?
 勤めていた工務店が農業部門に事業を拡大したことがおおもとにあります。初めのうちは会社からの要望があって決められたものを栽培するという感じだったのですが、徐々にそれだけでは飽き足りなく思うようになりました。そんな中で農業に関わってこられた方に相談してみると、「新規で始めるのならばイチゴが良い」という答えが返ってきました。もちろん難しい側面はあるにしても、イチゴであれば観光資源になりえて、潮来の活性化にもつながると思い挑戦することにしました。  高設栽培をやってみようと思った直接のきっかけは自身の腰の痛みでした。そこから作業に従事する人の負担を軽くすること、多くの方にとって親しまれるようなイチゴ農園を作ること、イチゴの品質を上げることを実現したいという思いが高じ、高設栽培に転換することとなりました。
一番大切にしていることはなんですか?
 人の喜びとじかに向き合えるようなあり方を大切にしています。農園のわきで直接販売を行うという形もそうしたこだわりによる部分が大きいです。市内の保育園・幼稚園の方たちをお招きして当園のイチゴに親しんでもらう機会も積極的に設けているのですが、こどもたちの喜ぶ顔を間近で見られることは大きなやりがいにつながります。  地域に寄り添うイチゴ農園でありたいという思いは常に抱いてきました。2011年の震災の時には潮来市内でも多くの方が被災しました。何か出来ることはないのかと考えた私は園内にあるだけのイチゴを収穫して、避難所に届けに向かいました。いざという時に手を取り合える地域づくりに貢献できるのであればこれほどに嬉しいことはない、と思います。    イチゴに関しては、日々細やかに目をかけることを大事にしています。非常に繊細なものだからこそ、葉の一枚一枚にまで気を配り、病気の兆候が現れていないかチェックしています。
今後の目標を教えてください
 イチゴを通して、潮来市の活性化につながるようなことができればと思っています。イチゴ狩りなどの観光事業の発展・拡充などを通して、市外にもアピールできるような潮来の名物としての定着をはかりたいです。  そして、将来的には『潮来イチゴ街道』ということで、イチゴと深く結びついた形での新たなる観光拠点を作る助けとなるような活動がしていければよいと考えております。

アピールポイント

 

コーディネーター紹介

須田さんの口から「潮来いちご街道」という言葉を聞いた時、胸が騒いだ。 それは潮来に身を置く人間として、心躍るような未来図だったから。 そしてそれはただの夢物語ではないのだと感じる。 自身の仕事についても、潮来についても、生のままの話を差し出そうとする須田さん。その言葉はすっと耳に飛び込んでくる。 だから未来の展望についても、今と地続きの場所にあることとして受け止められた。  

ID:179 茨城県潮来市

鈴木 亮太(すずき りょうた)

平成5年生まれ。この春大学を卒業してすぐに、潮来市地域おこし協力隊に着任。 読む・聞く・書くの三拍子揃った人間となるべく修行中。

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