8630

島が教えてくれた人と人が繋がる大切さ

わたしが今回まち冒険に参加することになったきっかけは、アルバイト先が一緒で仲の良い友人に誘われたからだ。
友人は、「自然好きそうだし旅に出たいって言っていたし、暇でしょ?遠い島に安く行けるよ」と誘ってきた。
わたしはたしかに暇であったので、すぐに承諾した。
なので、このまち冒険がこんなにも印象深いものになるとは思っていなかった。

まず、島のことを知る!

事前のワークショップで初めて久賀島を知り、自然に溢れた美しい島だと思った。
五島列島は名前だけ知っていたが、それぞれの島については全く知らなかった。
そこで、まず久賀島のこと、特産物や島の歴史などを知り、島の人と交流をして、島での生活ぶりや仕事、島のいいところや困っていることを掘り下げていくことにした。
そして島の魅力を外に発信するなど、自分たちができることを探すことが最終的な目的になった。
また、知らないまちについて調べ、そこに住んでいる人と交流をするのは、わたしにとって初めての試みであったので自分にとっていい経験だと思ったのである。

8630のコピー

久賀島は他の島と同じように、過疎化がすすんでいる。
島を歩けば、元気なおじいさんおばあさんが畑を耕していた。
現在こどもの数は11人で、そのうち島で生まれたこどもは7人だそうだ。
約二日間島に滞在して、3人のこどもに会えた。

1日目、一人で歩いている制服姿の少年に車内から手を振ると、笑顔でお辞儀をしてくれた。
あとで聞くと、その少年は島留学で来たこどもだった。
島留学に来るこどもは、不登校などの問題を抱えている場合が多いと聞いた。
しかしこの島で暮らすようになると、一日も学校を休まなくなったり、久賀島のこどもらしい笑顔で素直な子になるようだ。

わたしは今回のまち冒険で、島留学の里親さんや学校の校長先生に話を聴く機会があった。
さまざまな人の話を聴いて、島の人たちがみんなで島のこどもを育てていこうとしているのを感じた。

自分にとって、地域の人に育てられたことといえば、近所の人に少しお世話になったくらいだったので、不思議に感じたが、それが久賀島のこどもがまっすぐに育つ所以ではないかと思った。
        
   
8631

久賀島滞在中に、まち冒険に誘ってくれた友人が誕生日を迎えたので、ケーキ屋さんでバースデーケーキを買って渡そうと考えていたが、ケーキ屋さんはなかった。
滞在中にコンビニもスーパーも、自動販売機さえほとんど見なかった。
島には、魚が見える透き通った海と歴史のある聖堂、牛、満天の星空と椿が咲き誇る山々があった。
そこで島の漁師さんや、聖堂の管理、保護をしている方、畜産業をしている方にも話を伺った。
わたしには、それぞれがその仕事に対して誇りをもって、全うしているようにみえた。

この島はものに溢れているわけではないし、一次産業が多く天候によって収穫が左右されてしまうなど、困ることもたくさんあるが、島の人たちが自分の仕事について語っているときの顔からは、それぞれの生活、生き方に満足しているようにみえた。
        
8632

久賀島のネットワーク!?

久賀島では、ほとんどの人が顔見知りである。
わたしが民泊をさせてもらった家のお父さんは、島で知らない人はいないと言っていた。
ついでに、それが島の防犯対策にもなっていると。
久賀島には都会では薄れてしまっている地域の人々のつながりの強さがあった。
わたしの住んでいるまちでは、地域のつながりというのは久賀島に比べ、ほとんどないかもしれない。
しかし、探してみれば、きっと地域のために活動をしている人がいるだろう。
たとえば毎年行われる夏祭りだって、地域の誰かが動いて興している。

わたしはこれから、地域に積極的に関わろうと思う。
久賀島のように、自分の住むまちで、人と人とのつながりを築いていきたい。

そして、たくさんの思い出ができ、学ばせてもらった久賀島の魅力や商品(久賀の米や野菜、黒毛和牛、椿油など!)をより多くの人に伝えていきたいと思う。

新宮 真由

新宮 真由

神田外語大学英米学科2年

椿のてんぷらまた食べたい!