私の心の曇りガラスを綺麗に!感情を揺さぶる島、久賀。

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久賀島ってどこにあるの。え?久賀?島?
私が久賀島から帰ってきて、行ってきたよと話をしようとすると大抵こんな反応が返ってきます。
私自身、五島列島は知っていましたが、久賀島の名前までは知りませんでした。

私は今都内の大学に通っていますが、大学生のうちにいろんなものを体験したり、実際に見に行きたいと思っています。
今回のまち冒険に参加すれば、島の普通の生活や仕組みが身近で見られるのではないかと思い、参加しました。

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島で感じたこと

島からの帰り道、私はこれまで曇りガラスのような視点でいつも物事を見ていたような気がしました。
東京で毎日舗装された道を歩いて、いつも同じような味のご飯を食べて、同じような感情を繰り返して、生活しています。

そんな私が島に降りて、最初思ったより普通の島だな。

そう思いました。
感受性が全くもって豊かじゃなかったんだと思います。
もちろん海はきれいで、折紙展望台からの景色はよく晴れていて絶景でした。

でも、そんな島日本中あちこちにあります。

でも、よく見ると久賀島には久賀島独自の雰囲気があり、久賀島ならではの景色があります。
私は教会と椿があるのが、とても神秘的に感じました。
久賀島にはキリスト教が弾圧されたという歴史があります。
その歴史を振りかざすのではなく、語り継いで、建物を残し、静かに信仰を守っていこうという雰囲気と、島のあちこちに咲いている椿がなんだか儚くて綺麗に見えました。

今回、漁師をされている小島さん夫婦のお宅で島の生活を実際に体験しましたが、印象に残っていることがいくつかあります。
例えば、同じ種類の魚でも昨日の魚と今日の魚は脂のノリが違うと味も違います。
島に大きなスーパーはないけれど、お米も野菜も、魚も自家栽培や近所の方からいただいたりして、手に入れることができます。

東京で食べるご飯は大抵同じような味で、スーパーがなければ生活出来ません。
また、東京にいると人といてもどうしても暇な時間ができてしまいます。
そんな時は大抵スマホをいじっているのですが、島ではそんな時間ができませんでした。

東京ほど便利ではないのでもちろんしなければいけないことは多いのですが、海を眺めながらゆっくりとおしゃべりしているとあっという間に日が暮れます。
夕食はみんなで食卓を囲み、お父さんの面白い話でみんなが笑い、とてもあたたかくて楽しい時間でした。

便利な施設やお店はないので自分たちでやらなければいけないことはたくさんあります。
交通の便は悪いし、物は自分たちで作ったり、直したりしないといけません。
そんなことに対して、私は不便だとか、マイナスなイメージを持っていたのですが、小島さん夫婦はそれも楽しんで生活していました。
お父さんは、「仕事以外は全部楽しい。仕事は生活するためだから仕方ない。」とおっしゃっていました。
私は全部楽しいなんて口が滑っても言えません。
でも、きっぱりと言い切ったお父さんはかっこよくて、本当に楽しそうに見えました。

島の人たちは本当に若々しくて元気な方が多いです。
また、私は漁師さんというと、強面の無口な男の人を想像していましたが、私たち学生の話を聞いてくれて、優しく答えを返してくれる、とても明るくて、柔軟な考えをお持ちでした。

島のこれからや第一次産業のこれからについても話し合い、地域おこし協力隊の江原さんのような方がこれからどんどん活躍していける仕組みや体制ができたらなあと思いました。

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島に行ってみて、これからやっていきたいこと。

島に行く前、島のPRをSNSで発信など、私たちが東京で東京の方たちに向けての活動をしようと思っていました。
それは距離があまりにも遠いからなのですが、島の良さは写真でも文章でも動画でも伝わりません。
行ってみないとあの体験はできません。
夏休み、もう一度島に行きたいと思いました。
別に仕事でもPRのためでもなく、里帰りしたいと思うような気持で、もう一度島に行きたいと思いました。

写真を見ただけではこんな感情は抱けません。
なので、実際に行ってみたいと思ってもらえるような仕組みを、自分たちだけではなく、もう一度島に行って、島の人たちと考えたいと思います。
世界遺産になれば島が注目されるのではないかと思います。
たくさんの人に島の雰囲気を味わってもらいたいなと思います。

また、第一次産業の問題や跡継ぎの問題は久賀島だけのものではありません。
田舎だけの問題でもありません。島ではスーパーがなくても生活出来ます。
第一次産業が衰退して困るのは何も採れない都会の人だと実感しました。
もう、無理に都会の仕事にしがみつく時代ではないです。
地方の方たちも、小島さんのようにあたたかく迎え入れてくれます。

もちろん無理に田舎で生活する必要はありませんが、こういう選択肢もあるんだと私は知ることができたので、同じ世代の人たちに発信していける活動もしたいと思います。

坂本 真子

坂本 真子

大妻女子大学社会情報学部1年

趣味はバイクとカフェ巡り。
坂本 真子

坂本 真子

大妻女子大学社会情報学部1年

趣味はバイクとカフェ巡り。