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南の島で、暮らすみたいに旅をしよう!喜界島の「古民家再生レンタルハウス」

「喜界島」ってどこ?

鹿児島県、奄美群島の北東に位置する「喜界島(きかいじま)」。奄美空港から小さな飛行機で5分ほど飛んだら到着する、離島である。(フェリーもあるけれど、ちょっとコツが要るかも)

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私が初めて喜界島を訪れたのは、昨年の秋。
最初は、友だちが申し込んだツアーに便乗するという、何の自主性もないきっかけだった。実はそれまで、「南国へ行くならいっそ海外」という先入観があって、「やっぱり国境を越えないと、どこへ行っても大して変わらないんじゃないか」と思っていたのだ。

それがこの旅で、日本の南方の底力を思い知ることになり、今はもう「すぐにでも行きたい!」というくらいにハマってしまったのである。

喜界島ダイジェスト

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さとうきび畑をつきぬける1本道。喜界島は島の約40 %が農地で、その多くがさとうきび畑だそう。

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秋の豊年祭にて、子ども相撲の奉納。

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短パンなしにまわしを締める姿も多く、子どもらしくてかわいい。

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島で人気の居酒屋さんにて。居合わせた方が、三線を弾いてくださった。これがまた上手だったのだけど、ご本人曰く「どこの弦を押さえてもいいし、好きな風に弾いていい」とのこと。ホントですか〜??

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喜界島の「ハワイ」と呼ばれるビーチ。
喜界島は珊瑚礁の島なので、砂浜のビーチは限られる。

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石垣が連なる「阿伝集落」。
喜界島には43の集落があり、空港から目的地へ行く場合、この「集落名」を覚えておくと、道を訪ねるのにとても便利。Google Mapより、集落名をたたきこむべし。

喜界島の「古民家再生プロジェクト」

喜界島は、人口約7,500人の小さな島。うち、4割が65歳を超え、高齢化はもちろん、持ち主不在になった「空き家」が増えている現状があるのだそう。そんな中、島の若手たちによる「古民家再生プロジェクト」が盛り上がっているそうだ。

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一泊4,000円で家を借りよう!
「花良治 おもてなしハウス」

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中でも私が特に気に入り、喜界島へ訪れる際は必ず定宿にしているのが、喜界島の南に位置する花良治集落の古民家を活用したレンタルハウス「花良治 おもてなしハウス」だ。

利用は、事前に申し込んでおき、現地で担当の方から鍵を預かった後、宿泊のサービングは全て自分たちで行う完全セルフスタイル。
宿にはスタッフは誰もいないかわりに、まったく自由に過ごすことができる、いわば「借家」なのである。

そして特筆すべきは、1泊4,000円で4人までが宿泊できる仕組み。つまり、4人集まれば、1人あたり1泊1,000円で利用できる!というわけ。

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室内の間取りは3LDK+お風呂、トイレ関係の水回り。4人で滞在するには十分な広さがある。もし、4人以上で滞在したい場合も相談次第で大丈夫だそう。

風通しがいい居間は、まるで田舎の家に帰ったような居心地の良さ。勝手口にはバナナリーフが自生し、いかにも南国らしい風情が快適!

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滞在中は、近所のリーフでフライフィッシングをしたり、スーパーで買い出しをしながら、島の食材で自炊をしたり。

これが一度体験するととにかく快適。寝たい時に寝て、起きたい時に起き、釣りをして、泳いで、食べたいものを作って酒を飲んで。

もちろん退出時は次の利用者が快適なように片付けをするのがマナーだが、それも含めて「暮らすような旅」が体験できるのだ。

島の人たちと交流するのも楽しい!
地元感覚で過ごせるのが、最高のおもてなし。

おもてなしハウスに泊まる楽しみのひとつが、島の人たちとの交流。一晩は集会所に集まって、飲んだり食べたりするのが、定番イベントになっている。

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夕方になると、おもてなしハウスからほどない集会所へ集まり、三々五々に宴会が始まる。

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みなさんが用意してくださったおつまみに加えて、私たちも、島の食材で料理を差し入れ。

旅先ではホテルや民宿で滞在するのも楽しいけれど、こういう滞在型の宿はどこにでもあるものでなく、また、地元の方々が一緒になって遊んでくれるからこそ成り立つのだと思う。

私が行きたい時にいつでも空いていてほしいから、本当は教えたくない宿だけれど。こんな取組みが日本全国で広がったらいいな……!という願いをこめてご紹介します!行く価値あり。

奄美空港へは東京からのLCCも就航していて、実はとっても行きやすい穴場だったりもするのでした。

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田中あずさ

田中あずさ

編集者、コピーライター、料理家

魚醤とハーブの料理ユニット「Indochinoise」を主催し、2006年頃からベトナム・カンボジア・ラオス界隈を行ったり来たり。 最近は国内の地場野菜に興味津々。特に江戸野菜の復活に注目している。
田中あずさ

田中あずさ

編集者、コピーライター、料理家

魚醤とハーブの料理ユニット「Indochinoise」を主催し、2006年頃からベトナム・カンボジア・ラオス界隈を行ったり来たり。 最近は国内の地場野菜に興味津々。特に江戸野菜の復活に注目している。