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ここから始めよう!綾部から考える地域再生とまちづくり。

自然豊かな綾部市

私は一泊二日で綾部市に行き、自然と触れ合い様々な体験をした。

山に登って栃の実拾いをしたり、ハガキ紙漉きを体験したり、農家民泊を営む方々から直接話を聞き、ゲストハウスを見学したり、市が全面的に取り組む空き家プロジェクトで、空き家に登録されている空き家を見学したり、綾部市で昔盛んであった蚕糸業を世界に発展させたグンゼの記念館を訪問したりした。

栃の実拾いでは、山に登ると道は険しいところもあったものの、大きな木がたくさん生えて周囲を囲み、水が流れていて、のどかでとても心が落ち着いた。

綾部のおばあちゃんたちは、平均年齢80歳後半であるが、まだまだ若くて元気で、地元の特産品でありたくさん収穫できる栃の実を何かに役立てないか、地域住民一丸となって思案し、栃の実おかき・あられを作ることを思いつき、荒廃しつつある集落を活性化させた。

また、昔の人は地元でよく採れる植物「楮」と川の水を使って紙を作り始め、紙漉き職人は、今では人手不足であるなか昔からの製法を守りつつ、丈夫な紙を作り続けている。

農家民泊を営む方からの話によると、民泊では畑での野菜収穫体験や藍染め体験、ふじのかご編み体験、そば打ち体験などができるようで、綾部の人々の暮らしは、自然と密着した暮らしであるなと実感した。

行く前に考えたこと

私は生まれてから18年間ずっと京都に住んでいて、京都が大好きであるが、市外のことを全く知らず、実際に行ってみて自分の目で見て体験することで何か得られるものがあるのではないかと思いこの研修に参加した。

行く前、綾部は自然豊かなところであるが、「限界集落」と呼ばれる地域があると聞いていたので、若者は地元を離れ高齢者が多く暮らしているイメージであった。

行ってみて考えたこと

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実際綾部は、都内からの移住者が関西で一番多く、行政も全面的に支援しているということや、農家民泊を利用している人は多く、特に大学生が多かったり、中には一人で訪れる人もいたり、リピーターも多かったり、外国の方も世界遺産などの観光地や名所よりも田舎を好む人がいることなどを知った。

一番印象的であったのは、栃の実おかきの生産・販売に携わる自治会長の渡邊さんが涙を流しながら

「栃の実を何かに生かせないか考えて、おかきやあられを作って売ることで、社会と関わることができ一人じゃないんだと感じる」

と、私たちに話してくださったことだ。

高齢になっても生きる希望を見失わず、夢中になって皆で取り組めるものがあることは素晴らしいことだと思ったうえに、生きがいを持っている人は輝いているなと思った。

しかし、市役所を定年退職され、綾部温泉の経済再生に取り組まれていたり、また、栃の実おかきができるまで灰でアクを抜いたり、計数か月も干したり、業務用ではなく、家にあるオーブントースターで一枚一枚焼いたり、外国人をターゲットにしたゲストハウスでは外国人が旅行時によく見るいくつかのサイトに掲載を頼んだり、頻繁にブログを更新したり、また和紙作りに使用される「楮」の芯は捨てられてしまうことなどを実際に知り大変だと思った。

栃の実おかきの販売や和紙作り、農家民泊、ゲストハウスなど地元ならではの取り組みを発信しつつも、それをビジネスにするのはとても難しいことなのだと思った。

これからすること

今回の研修を通して学んだことを、ここで終わらせるのではなく、ここを出発点に自分のできることをしようと思う。

私はこの研修で綾部について詳しく知ったが、市内の多くの人々は、綾部には自然がいっぱいあることや行政が支援している様々な取り組みがあること、また現在抱えている様々な問題があることなどについて知らないと思う。

だから、私はこの研修を通して学んだことを多くの人々に知ってもらうために発信したいと思う。

また、私は公共政策学科に所属しているため、限界集落、・地域再生・まちづくりなどについて詳しくこれから勉強していきたいと思った。

真鍋 梨佐

真鍋 梨佐

京都府立大学 公共政策学部 1年

実際に現地で体験することで多くのことを得ることができました!