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京都綾部には「生きる」を一生懸命な人たちがいた!

自然に囲まれた環境、自然と共に生きるまち

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私が綾部の研修に参加したのは、何となく、でした。
そもそもこの企画を作り上げてくださった先生に話をふられ、私が参加するならば、森を歩きたい。

そう言ったのが、私にとってすべての始まりでした。

東京の都会っ子である私は、幸いにも小学校の頃から自然に囲まれた場で合宿をしたり、山歩きをしたりなど、フィールドワークをたくさん経験させて頂いていたので、自然あふれる環境が大好きでした。

現在の大学に下宿しながらも通うきっかけも、この頃の経験が大きいと思います。
しかし、実際にこれほどの自然に囲まれた環境に飛び込んだのは初めてでした。

特にこの古屋集落は、先祖代々守ってきたという、今まで見た中で大きく美しい森と、ここに暮らす人々の温かさに一番感激した地域でした。
またこの集落に戻りたいという想いが、研修から戻って1週間経って、日に日に強くなりつつあります。

地域の人々の生きる様を目にする

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先にも述べたように、東京の都会出身である私は、まちで一生懸命に生きる人の姿というものを目にしたことはありませんでした。
(あったかもしれませんが、記憶にはありません)

というのも、都会は暮らす場所とお金さえあれば、何もしなくても過ごそうと思えば過ごせるからです。

ちょっといけばコンビニやスーパーがあります。
ここ数年でネットも発達し、大体の家ではネット回線が通り、何もしなくても情報は手に入る環境に変化しました。

しかし、モノや情報は簡単に手に入っても、人間本来の生き方・生きがいを見つけにくくなったように感じてなりません。
その想いは今回の研修に参加してますます強くなりました。
自然に囲まれた環境で暮らすことは、都会の暮らしに比べれば大変なことばかりです。

しかし、人は昔、自然の中で、苦労しながらも生き抜き、自然の恵みをいただきつつ、自然にかえる。
そんな生き方をしていたはずです。
綾部に暮らす人々は、生活こそ大変でありながら、その目は都会の人にはない輝きを持っていたように感じました。
それは都会に暮らす我々が訪ねてきたからかもしれません。

ですが、「生きる」を一生懸命にやっている人は、偉業を成し遂げる人より、生き生きしている。私はそう感じます。

綾部の魅力に魅せられて

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私が京都の大学に来ることにした理由の一つに、都会の喧騒から逃れてゆったりとした環境で学びたい、ということがあります。
そして将来は、海外に出て、自然の中で研究したいと、ぼやっとしながらも大きな夢を持って来ました。

その夢は今も変わりはありません。

しかしながら、視野を広げたい、そんな想いも持って京都にやってきました。
研修を終えた今の私には、綾部で暮らす、という選択肢もできました。
綾部を人生の最終選択にするか、通過点にするかは、未だ迷う点ではあります。

しかし、綾部の人の温かさと、あの自然あふれる環境は、やはり捨てるにはもったいない。
都会の生活、都会の人の冷たさが嫌で、この国をも飛び出したいと、むやみに思ってきたことを、少し見直そうと思い始めました。

海外への選択もまだ捨てきれませんが、自国でも、この地域でも、私の理想の中にある生活はできそうです。

内にとどまるのではなく、外へ外へという視点というか、好奇心は、いつまでも大切にしたいものです。

そうした好奇心が、新たな発見、魅力の採掘につながるのですから。

寺田 郁香

寺田 郁香

京都府立大学 生命環境学部森林科学科 2回生

東京出身の都会っ子です。京都の山に憧れてきました。大学にいるうちにたくさんの経験をするというのがモットーです!
寺田 郁香

寺田 郁香

京都府立大学 生命環境学部森林科学科 2回生

東京出身の都会っ子です。京都の山に憧れてきました。大学にいるうちにたくさんの経験をするというのがモットーです!