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地元の魅力に気づいた人たちがいた。綾部で自分のやりたいこと探し!

わたしはなにがしたいの?

私は自分のやりたいことが分からなくて、将来について悩んでいました。

世の中のためになることをしたいと、漠然と考えてはいても何からすればいいかわからないし、今勉強していることが将来につながる実感もなくて、日々のモチベーションが上がりませんでした。

そんな中、少し興味があったのは、第一次産業や伝統工芸の後継者不足、田舎の人口減少、高齢化といった社会問題でした。
田舎の景色、日本の伝統工芸のこだわりや職人さんの思いをステキだなと思うこともあり、なくなってしまうのは寂しいなと思っていました。

なんとかしたいけれど、そのために何をすればいいのかわからず、実際にそのような産業に触れる機会もありませんでした。
この研修を見つけた時は、そのような問題にどのように取り組めばいいか、また、自分が今何をするべきか見つけられるよい機会になるのではと思いました。

綾部で見つけたこと

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研修では、たくさんの方のお話を聞くことができました。

限界集落を廃村にしないため地域振興に取り組む渡邊和重さんは、活力が戻ることを諦めていた集落に多くの人が目を向けてくれて、社会とかかわっていける喜びを話して下さいました。

黒谷和紙を後世に伝える職人さんは和紙づくりを継ごうとしたきっかけを、子供のころから見ていた産業の素晴らしさに、一旦黒谷を出て普通の会社で働いて外から見たとき初めて気づいたと話して下さいました。

田舎暮らしをそのまま味わえる民泊を67歳から始めたきぬえさんは、人には変えられない宿命があるけれど、それを悲観せず考え方を変えれば運命は変えられると教えて下さいました。

どの方のお話にもとても感動し、元気をもらいました。
地域や産業の魅力は、それに関わる人の魅力が作っているんだなと感じました。

しかし、違和感もいくつかありました。

まず、日本という同じ国の中で「暮らし」自体が観光の対象になっていることです。

つぎに、地域の魅力を伝えるには観光で人を呼ぶことが必要だけれど、それが移住・定住につながり、問題を解決することは難しいのではないかということです。

また、伝統工芸は職人さんの手で時間をかけて作るから価値があるが、だからこそ値段が上がり普及しない、田舎は人が少なくて不便だからこそ都会の暮らしに疲れた人には居心地がよい、という矛盾も感じました。
今までは、田舎から外に出て行く人が減って、田舎に多くの人が移住して、産業の後継者が生まれることが地域活性だと考えていましたが、そんなに単純なことではないのだと思いました。

田舎には田舎の、都会には都会の良さ、悪さがある。

人によって自分に合う生き方は違う。

その生き方と場所、タイミングがうまくかみ合うことが重要で、かみ合った人を見つけるのが大変。
来たい人、来てほしい人、来たくない人、来てほしくない人、それぞれの思いを理解し、それぞれの地域の良さを保ちながら問題を解決することが地域活性なのだと思いました。

研修に参加していたメンバーがばらばらの分野を学んでいることも刺激になりました。

地域活性には社会科系の偏った力だけでなく、農業や林業を理解するための理系の力、広告するための芸術的な力、インターネットで発信するための情報処理能力、外国人にも来てもらうなら文化の違いを理解して魅力を伝える力など様々な力が必要なことがわかりました。

学校で勉強しているだけでは得られなかった感覚だと思います。

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わたしがしたいこと

この研修を終えて、私はまだ将来何をしたいのか、見つかっていません。

でも、たくさんの人と話したいと思うようになりました。
自分が思う地域活性のやり方を見つけたり、一つのことを成し遂げるのに様々な分野の力が必要だとわかったりしたことから、考え方や生き方の違う色々な人達とかかわって理解して協力することが、何をするにも必要だと思ったからです。

そのためには自分自身がたくさんの知識を身につけ、様々な経験をしなければいけないと感じました。

今までは何をするときも「これがなんの役に立つんだろう」と考えてしまったけれど、無駄なことは何もないし、なんでもやりたい・知りたいと思えるようになりました。

山田茉桜

山田茉桜

京都府立大学公共政策学部1回生

綾部の量り売りバイキング、リベンジしに行きます!