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「不便」であることは「貧しい」ことではない!豊かさに溢れた綾部のまち

綾部って?

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今回の研修に参加する以前は、同じ京都であるにも関わらず、「綾部」と聞いても、「冬に雪がものすごく降る地域」「田舎」といったことしか思いつかないぐらいに綾部について無知であった。

だから、今回の研修に参加したのも、綾部という地域に興味があったというよりは、もともと地域活性化について興味があった。

普段は机上での学習がほとんどであるが、今回は、

体験型の学習ができる、
大学生のうちに今しかできない体験をしてみたかった、

などと言った理由からだった。

しかし、今回の研修を通じて、普段の学習では学ぶことのできないようなことを多く感じ、学んだ。

かけがえのない出会いがたくさんあった。
生涯忘れられない貴重な体験をすることができた。

研修を終えた今、この研修に参加できて本当に良かった。

心からそう思う。

行って感じた綾部の魅力

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私は、実際に現地に足を運び、様々な人と関わる中で、以下のようなことを感じた。

まず、人がみんなものすごく優しく、温かい。

私たち外部の者をすごく歓迎してくれ、「必要」としてくれる。
それは、人生でこれほど誰かから「必要」とされる経験が今までにあっただろうか、そう思うほどだった。
また、行政がそこに住む地域の人々と一緒に活動していこうとしていた。

今、行政は私たちから見えづらくなっている。

行政と住民が一緒に一つの形を作っていくなどなかなか考えられないことだ。
そんな中、綾部では行政が現地に足を運び、現地の人々の声に耳を傾け、現地のニーズに即した活動をしようとしていた。
現地での取り組みを最大限に支援しようとしていた。
そういった姿がすごく新鮮だった。

他にも、挙げ出したらきりがないほど多くの魅力を感じた。
綾部を訪れる人にはリピーターが多いそうだ。
1度訪れた人々が「もう一度訪れたい」と心から思うのはそういった多くの魅力があるからであろう。
そして、綾部の山間部に住む人々は、みんなすごく元気で生き生きしていた。
目標ややりがい、誇りを持って生活していた。

社会から押し付けられた規定の型にはまるのではなく、自分のやりたいことを貫き、「自分らしく」生きていた。

「たとえ明日死んだとしても後悔はない。この年になってこんなにも多くの人との素敵な出会いがあって、繋がりができたのだから。この人生に感謝したい」という言葉がすごく印象的だった。

今の窮屈な社会で、このように自分の生きてきた道や、人と人との繋がり、自分の置かれている環境に満足し、感謝できている人がどれほどいるだろうか。
誰に押し付けられた訳でもない、自分の意志で自分の道を歩いているからこその言葉だと思った。

心に響く重みのある言葉だった。

確かに、綾部は不便なところかもしれない。
近くに駅もコンビニもない。
我々が思う「豊かな」生活を送ることはできない。

でも、人と人との繋がり、人の温かさ、生きがいを持って生きること、自分の置かれている環境に感謝する気持ち。
そういった都市に住む我々にはない「豊かさ」に溢れていた。

足りないものを挙げればきりがない。

だが、自身の住んでいる環境を最大限に生かし、自分も生きる。昔からの変わらない、大切にされてきた生活の中で、「満たされること」を知っていた。
近代化、都市化の波にのまれ、目先の便利さや効率だけを追い求めてきたことの代償として失ってしまった大切なものがそこには多く残っていた。
人間にとっての本当の「豊かさ」とは何なのだろう、「生きる」とはどういうことなのだろう、と考えさせられた。

そしてこれからへ…

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私は京都で生まれ、育った。京都のことが大好きで、大学でもっと京都のことを学び、その魅力を日本の他の地域や海外の人々に発信していけるような、観光関係の仕事に就きたいと考えていた。

現状として、日本人、外国人に限らず、「京都」と聞いてほとんどの人がまず想像するのは京都市内の神社仏閣や嵐山、宇治といった観光名所であろう。
恥ずかしながら私自身、今回の研修に参加するまで、「京都」と聞いて想像するのはそういった有名どころばかりであった。

しかし、今回の研修を通じて、「もう一つの京都」とでも表現したらいいのであろうか。
京都のまた違った側面にも気づくことができた。
そこにもすてきな魅力がたくさんあった。
「豊かさ」や「生きる」ことの意味を考えさせてくれるような生き方があった。
だから、私は将来、残念ながら今はほとんどの人が知らない、そういった側面こそ発信していけるような、観光関係の仕事に就きたい。
この研修を通じてそう思うようになった。

綾部での出会い、体験、学びを通して、大切なことを多く学んだ。

そして新たな夢ができた。

今回学んだこと、そしてそこから得た目標を胸に「たとえ明日死んだとしても後悔はない」と胸を張って言いきれるぐらい全力で今、そしてこれからを生きようと思った。

元氏 佑美

元氏 佑美

京都府立大学 欧米言語文化学科1回生

ぜひもう一度綾部を訪れたいです!