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豊かさの根源

farm springboardついて

farm springboardという鳥取県岩美町でこだわりの桃太郎トマト「いわみとまと」を筆頭にきゅうりやほうれんそうなど様々な野菜を生産して全国へ通信販売をしている農家さんです。

生産者の川西さん自身トマト嫌いということもあり、トマト嫌いな人が夢中になるトマト作りのために以下3つの試みを行っています。

挑戦1. カルシウムをしっかり与え、農薬は最低限にすることで青臭さやエグみがなくなり、かつ安心安全なトマトが作れる。

挑戦2. 乳酸菌を用いることで土がアミノ酸を多く含んだり、柔らかく水や空気が入りやすくなるため味の濃いトマトになる。

挑戦3. 水分をしっかり調整し、茎の太さを一定にすることで通常よりも約1.5倍の大きさ、皮の食感、みずみずしさ、重さ、実の詰まり具合のバランスを調整。

これらの多くのこだわりを持つことでトマト特有の青臭さや甘すぎず、食べやすいトマトを実現し、トマト嫌いの方でも病みつきになるような美味しさが魅力です。

また、納得のいかない商品については全額返金保証という言葉に味への妥協がない生産者の川西さんの自信が伝わります。

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一番印象に残ったこと


鳥取県岩美町に移住して6年、農家を始めて4年の川西さん。

訪問した際明るく出迎えていただき、野菜作りに対する熱意や移住したときのお話を沢山聞かせてくれました。

明るく気さくな方でしたが、移住した当時は地域ならではのコミュニティに苦戦し、話しかけても余所者扱いされている感覚はあったという経緯を聞かせてくれました。

それでも地域の行事には必ず参加してコミュニケーションを取ることで徐々に改善していったそうです。

コミュニティに苦戦してまでこの地で農家を営むということは、さぞや農業に向いている土地なのかと思いきや川西さん曰く特別向いているというわけではないということでした。

では、なぜ。

それは当時兵庫県在住だった川西さんが最初に岩美町に訪れた3ヶ月間の農業経験があったことと深い関係性がありました。

岩美の地で生活するにつれてその魅力に取り込まれ、移住することに迷いはなかったそうです。

特に、農業をするために来たのではなく岩美町に住んでから農業を始めたということは驚きでした。

私はまち冒険の参加する前、Iターンで移住した方はさぞや明確な目的持って移住している方ばかりだと考えていましたが、実際川西さんに話を伺うと「行きたいから行く。」というような簡単な動機から行動していることを知りました。

しかし、リスクを恐れないことや自身の本能に従って動くことが川西さんのように豊かに生きることができるという学びが何よりの収穫でした。

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その人が目指しているもの


今後どんな野菜を作っていきたいかという質問に「売れる野菜が作りたい」と答えてくれました。

売れるということは美味しいことはもちろん、より大きくの人に買ってもらうためにニーズに応えた商品である必要があるため、単純だけど最も難しい課題だと思いますが、生産者自身が野菜嫌いであることで完全消費者の目線での活動が可能になることと野菜作りをする上での岩美町という自然豊かな環境がそれを可能にするとも感じました。

今後近いうちに首都圏で川西さんの野菜が並ぶことを心待ちにしております。

田村4

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田村勇眞

田村勇眞

東洋大学理工学部4年

川西さん並びにこの旅で関わった多くの皆さま、ありがとうございました。